このイベントは終了しました。
開場:15:30 開演:16:00 終了18:30 (イベント終了後は懇親会)
入場料:3500円(1ドリンク付き)
定員:35名
会場:銀座BAR十誡(東京都 中央区5丁目1-8 銀座MSビル地下二階)
銀座界隈はいうまでもなく日本中で最もハイカラな場所である(永井荷風)
常に流行の中枢となり、歴史と文化を生み出し続けてきた町、銀座。
煌びやかで華やかなイメージを持ったこの場所に、若者たちの自由な生き方を体現した新しい女性、「モダンガール」がセンセーショナルに登場したのは関東大震災後の1920年代のことです。
日本女性の多くが日常生活で着物を身に付けていたこの時代に、長い黒髪を断髪し、西欧のファッションを取り入れた「個性」を主張したスタイルの女性像は、時代の最先端として当時の人々の驚きと憧れの対象であったことでしょう。
そんな流行に敏感なモガ達が好み、闊歩した銀座の街。今回は日本モダンガール協會の淺井カヨ氏と、昭和の文化や建造物にも造詣の深い音樂史研究家・SPレコード復刻技術者の郡修彦氏をお招きし、「モダンガールと大正・昭和初期の銀座史」を対談形式で語って頂き、銀座の町と文化・風俗を女性像の変遷を含めて検証します。
対談の合間には郡氏所蔵の貴重なアンティーク蓄音機で当時の流行歌を聴きながら、モガ・モボに親しまれたカクテルやオールドボトル・ウヰスキーも御紹介。
また、まもなく完成を迎えるお二人の新居、大正末から昭和初期の洋館付き住宅を模した「小平新文化住宅」についてもスライドを交えてたっぷりご紹介頂きます!!
モガ・モボの装いでのご来場大歓迎♬
アンティークの家具と沢山の本に囲まれて、しばしのタイム・トリップ!
大正末期から昭和初期の
洋装、断髪など欧米のモードを取り入れた、
当時の尖端を行く女性の総称。
若い女性たちはモガ(モダンガール)、
男性たちはモボ(モダンボーイ)と呼ばれていた。
日本モダンガール協會代表
1976年名古屋生まれ。東邦高等学校普通科美術・デザインコース(現・美術科)一期生、愛知県立芸術大学美術学部デザイン・工芸科デザイン専攻卒業。
2007年に日本モダンガール協會を設立。大正、昭和初期に関する催事の企画、展示、講演等を行う。大正や昭和初期の住居にて当時の暮らしを追求し、2016年晩秋には大正末から昭和初期の洋館付き住宅を模した「小平新文化住宅」(仮称)が完成予定。著書に『モダンガールのスヽメ』(原書房)、共著に『東京府のマボロシ』(社会評論社)がある。
音楽史研究家
1962年東京生まれ。作曲家・音楽評論家の故・森一也先生に師事。
SPレコード時代の音楽史を一次資料の徹底した調査により解明し、CD解説書・新聞・雑誌・同人誌に発表。
また、SPレコードの再生・復刻では世界最高水準の技量を有しており、「山田耕筰の遺産」「古賀政男大全集」「古賀政男黄金時代の集大成」「復刻盤軍歌・愛国歌撰集」等を手掛け、企画・構成・復刻の「SP音源復刻盤信時潔作品集成」は平成二十年度第六十三回文化庁芸術祭大賞を受賞。
元・昭和館音響専門委員、2003年5月から翌年4月まで月一回NHK「ラジオ深夜便」に出演し、選曲・録音・解説を担当、2007年11月より一回ライブハウスにてSP盤鑑賞会を開催中
受付は終了しました。